ケール

実は野菜にもスーパーフードに該当するものがありました!
そんな今回はスーパーフードは緑黄色野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇る「野菜の王様」です。
ハリウッド女優のアン・ハサウェイ、スカーレット・ヨハンソンなどが、ダイエットの必要な役作りで取り入れた食材でもある葉野菜「ケール」
青汁の素材というイメージの強いケールですが、なかなか目にすることがない野菜でもあります。
欧米ではスーパーマーケットなどで手軽に手に入る定番の野菜だそうですが、日本ではまだまだ謎の多いマイナー野菜の訳をお話ししましょう!

ケールはどんな野菜なの?

ケールの葉

それは素晴らしいの一言に尽きる「栄養価」を持っています!
キャベツと同じアブラナ科の野菜で、身体にいいけれど、とても苦いのが特徴です。
ケールの原産は地中海沿岸から中近東にかけてで、紀元前から食べられていいました。
地中海沿岸に侵出してきたケルト人によってヨーロッパに広がっていったといわれ、時を経て日本に入ってきたのは江戸時代。
当初は観賞用として栽培されていたそうです。
ちなみに和名は「羽衣甘藍(ハゴロモカンラン)」「緑葉甘藍(リョクヨウカンラン)」などといいます。

緑黄色野菜の中でもトップクラスの栄養価ということですが、その健康成分を見ていきましょう。

β-カロテン  100g中のケールに2900μgとトマトの5倍以上も含みます
ビタミンE  ブロッコリーと同じ2.4mg。これは、ごま小さじ3杯分に該当します
ビタミンC  81mg。いちごよりも多く含まれていますね
食物繊維  キャベツ2枚分
葉酸  アスパラガス3本分

さらに、ビタミンKも豊富なほか、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも含まれています。
というわけで、何をとっても野菜ではハイクラスの栄養価を含んでいることが納得できますよね。
これらは「抗酸化力」のある栄養素なので、活性酸素の活動を防御し不飽和脂肪酸の酸化を予防します。
生活習慣病(動脈硬化・心筋梗塞)の予防や老化予防にも期待できるのです!
さらに豊富な成分がこちら。

◆メラトニン

メラトニンとは、“神経ホルモン”で、私たちの「体内時計の正常化」に役立つんです。
体内時計が正常になることで、寝つきを向上させ睡眠の質自体を良くしてくれます。

◆ルテイン

ルテインは、抗酸化力が強く、青色の光を吸収してくれることで目を保護します。
細胞の酸化防御してくれるため、白内障の予防にも有効といわれています。
そんな目の健康にいいルテインが、ブロッコリーの10倍含まれています。

◆食物繊維

食物繊維には整腸作用があり、便通を良くしてくれるのでコレステロールが気になる人や血糖値の上昇への効果もあります。

◆カルシウム

カルシウムというと動物性が頭に浮かびそうですね。
でもケールには100g中220mgも含んでいて、野菜の中でも最高級の配合レベルです。

どうしてあまり目にしないのでしょう?

青汁

これほど栄養価が高く、さほど生産も難しくないというのに、なぜスーパーであまり見かけないのでしょうか?

さて、「まずい!もう一杯!」というCMはご存知ですか?
青汁を飲んでの一言がコレだったキューサイのCMですね。
野菜の中でもケールは特別に強烈なエグみと青臭みがあり、一種の独特な味はお世辞にもおいしい野菜とは言えません。
だから緑黄色野菜としてホウレン草や人参、キャベツのようにはスーパーに並ばないのです。
せいぜい青汁の原材料として使われることがほとんどです。
そんなケールも徐々に改良され、“ケール青汁=まずい” ではなくなり飲みやすい商品もいろいろ登場してきました。
とはいえ、欧米では以前から一般的な野菜として料理に利用されており、サラダやポタージュ、揚げ物などにして食べられています。特にアメリカでは、苦みの少ないケールをスーパーフードとしてサラダやスムージーなどで食べるのが定番となっています。

そんなケールの料理法とは?

ケール料理

ケールの苦さや青臭さも加熱すると、甘みが少しでて食べやすくなるんですよ。

  • 海外で大人気の「ケールチップス」
    生の葉っぱに塩味をつけて、電子レンジでチンしたりオーブンで焼いたりするだけです。
    サクサク感のあるヘルシーさが人気です。
  • 「お肉のレモン焼き」
    まずお肉に下味をつけておきます(レモンと醤油)。
    ケールを油の引いたフライパンで蒸し焼きにし、その中に味付けしたお肉を投入します。
    レモンのさっぱり味がベストマッチですよ。

まとめ

まずい!と言われるケールですが、体にとっては最高の食材だということはお分かりいただけましたか?
生産量は多くありませんが、国内でも苦みが少なく生で食べられるケールを栽培している農家があり、
通販などで手に入るようになりました。
また最近、苦みの少ないアメリカ産のケールがオーガニックスーパーでも見かけるようになってきています。
そこで、リンゴやパイナップル、バナナやハチミツを加えた「スムージー」を朝一杯の習慣にしてみてはいかがでしょうか?
ただし、ケールに含まれるビタミンKは血栓症などで抗凝固剤を服用されている方にとって、薬の効果を減弱させる場合がありますので、摂取には注意が必要です。